ハワイで買ったお面

ハワイで買ったお面

語り手:横辻さん
聞き手:原田陽人
2026年03月11日

海士町でバスの運転手をされている、横辻さんにお話を伺いました。

この木彫りの面かな。僕は、元々自動車会社の営業に勤めていたんだ。数年間勤めるとアメリカへ研修旅行があったんだよね。それで行ったアメリカが人生で初めての海外だった。研修旅行だったから自動車の販売店などにも行ったよ。アメリカからの復路として、数日ハワイに寄った。その時に自分へのお土産として、このお面を買ったんだ。

営業のお仕事は、どういうきっかけで始められたんですか?

最初はいすゞ自動車の工場勤務していたんだ。それから少し経った後に、社内で営業職の募集があって、応募したんだよね。その少し前に、可哀想なことに社内でエアコンガスのネズミ講に騙されている人がいたんだよ。僕も引っ込み思案で、話すのが得意ではなかったから、そういう詐欺に騙されてしまうかもしれないと思った。だから話す力をつけるためにも営業を始めたんだよね。それから9年ほど勤めたね。

なぜ営業職を辞められたのですか?

会社にもよるだろうけど、営業ってすごくハードだったんだよね。自炊もせずに、外食、不規則な生活をしていたせいで、体の調子が悪くなってしまったんだ。調子が悪くなってから、何よりも健康第一だなと思った。そんな時に以前、営業のお客様から「仕事を変えるなら30歳前まで」と言われたことも思い出し、海士町に戻ろうと思ったんだ。でも海士町で仕事がないと戻るわけにも行かないから、探していたところ小学生の通学バスの運転手を募集していたんだ。

運転手としてのやりがいは、どんなことがありますか?

本当に、子供たちの成長が見れたのは嬉しかったね。出勤の数は減らしたけど、今でもバスの運転手を続けているんだよね。だから小学生の頃にバスに乗せていた子が、Uターンで帰ってきてくれた時は本当に嬉しいね。

横辻

横辻さん

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モノとカタリ

島根県海士町で始まった「モノとカタリ」プロジェクト。 思い出のモノを通して、島に住んでいる人・訪れた人の「人生の物語」を聞きます。

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島根県隠岐郡海士町
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