日々のネジを巻く時計

日々のネジを巻く時計

語り手:ゆうやさん
聞き手:原田陽人
2026年03月09日

隠岐島ウルトラマラソンの練習のために来島され、普段は東京にお住まいの悠也さんにお話を伺いました。

この腕時計は50代で亡くなった母型のおじいちゃんの形見なんだよね。おじいちゃんが結婚した頃はお金に苦労して、石鹸一つも買えないほどだったらしいよ。これは始めたアパートの事業がうまくいって初めて買った時計なんだよ。

悠也さんがそれを受け継いでいるとおじいさまも喜んでますね。どんなおじいさまだったのですか?

僕が生まれる前に亡くなってしまぅたから会えていないんだよね。おばあちゃんが言うには、とても正義感が強いおじいちゃんだったらしい。本当かどうかはわからないけど、横の家が火事だった時に窓から飛び移って助けに行ったなんて話も聞いたよ!おばあちゃんは、(おじいちゃんが生きてたら悠也を一番可愛がってた)なんて言ってたからほんとに会ってみたかったな。

ほんとにすごいおじいさまですね。そんなおじいさまが着けられてた時計って最高ですね。

ほんとにいい時計だよね。この時計、実はネジ巻き式なんだよね。だから2日に1回くらいネジを巻き直す必要があるんだよね。でもこのネジを巻く作業はほんとに大好きなんだよね。人生の目覚まし時計っていう本から学んだことなんだよ。(写真3にあります。ほんとにいい話なのでぜひ)やっぱり、日々ネジを巻くって良いことで必要なことだな。

日々のネジを巻く。良い言葉ですね。悠也さんはどのようにしたら日々のネジを巻けると思いますか?

小さい頃からサッカーを習っていたから、日々自分に満足しないということを大事にしていたんだ。だけど、満足と誇りは少し違うと思うようになった。だから僕は満足せずに、誇りを持とうとした。日常をしっかりとこなすこと(家事とか仕事)で日々のネジを巻き、誇りを持てると思った。(写真4)

ゆうや

ゆうやさん

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